中国のSIMカード(中国聯通)を契約する: QRコード決済(アリペイ・WechatPay)を利用する Part2

2018年6月5日デジタル文化,金盾対策中国,SIM,QR決済・キャッシュレス社会,中国聯通(チャイナユニコム)

 

中国で流行しているQRコード決済「アリペイ」「WeChatPay」。これらを利用するためには、中国現地の様々なインフラに登録しなくてはならない。今回はその中でも、一番最初に必要となる中国のSIMカードを契約する方法を解説していくこととする。

中国のQRコード決済について

中国のQRコード決済については、下記の記事を参考としていただきたい。

契約するキャリア

今回オススメするキャリアは、「中国聯通」(チャイナユニコム)。なぜならば、日本で使用されているW-CDMAやFDD-LTEを利用しているため、端末の互換性が高いからである。また、その他のキャリアよりも日本語での情報が多い点も安心だ。

ただし、チャイナユニコムは香港で「中国聯通香港(China Unicom HK)」としても営業している。 インターネットで販売されている「中国联通」のSIMカードは基本的に香港のものなので、こちらを購入するのは避けておこう。

「2-in-1 SIM」はもう利用出来ない

かつては、中国の電話番号と香港の電話番号がひとつのSIMカードに入っている「2-in-1 SIM」が販売されていた。
しかし、中国政府の規制により、これらのカードは既に利用出来ない状態となっている(既に持っている場合は利用が可能)。
現在販売されている「2-in-1 SIM」は、中国で使用することは出来るものの中国の電話番号は入っていないため、こちらの利用も出来ない思っていただいて結構である。

手続きをする

「中国聯通」(チャイナユニコム)の店舗に赴く

私は北京に行った際に下記の店舗から購入した。ただし、 空港で購入することを強くオススメする。街中では英語を話すことが出来る店員が非常に少ないためである。

なお、本記事では もしも英語が出来る店員がいなかったときのために、中国語表記も載せておく 。困ったときは該当の単語を指さして頑張って会話をしよう。

プランを選んで購入する

中国ではSIMカードを購入する際に、身分証明書及び身分証明書と一緒にうつった顔写真を要求される。別に写真を撮られても、法律でそう決められているので特に無視しよう。

基本的に、 I’d like to buy prepaid SIM Card で通じるはずだ。中国語では、 我想买SIM卡 。おそらく、デフォルトでは「五元卡」が発行されるが、プランとしてはその他に下記のようなものがある。

今回購入しようとしている「4G 5元卡」(4G 5元カード)は、月額費用が5元、契約場所(省別設定されており、そのエリア内)でのデータ容量が50MB。正直若干心許ないが、別途利用できるスマートフォンアプリを用いて「国内用の一日1GBプラン」などが導入出来るので、特に問題はない。それに、Twitterやfacebookへアクセス出来ない中国のSIMカードをそんなにバリバリ使用することもあまりないだろう…。

なお、本SIMカードは日本へのローミングも対応していて、電話やSMSの受信、(一応データ通信も)日本で行うことが出来る。後述するスマホアプリの設定を行う際も、日本で実施することが出来る。

なお、「5元カード」といっても5元で購入することは出来ない。いくらで購入したのかは忘れてしまったが、何元かのバウチャーが最初から入っている形での購入となる。

この時点で、中国の電話番号が手に入った。

専用のアプリを用いてさらなる設定を行う

上記の契約状態では、50MBまでのデータ通信にしか対応していない。ただし、スマホアプリを導入することで、データパックへの加入や各種設定を行う事が出来る。その方法は、下記を参照していただきたい。

番外編:チャイナユニコムの店舗

チャイナユニコムの店舗では、細々と端末が売られていた。しかし、超汚い…。

LeTVやCoolPadが推されていた。