中国のQRコード決済を利用する方法 Part1

2017年11月29日デジタル文化中国,QR決済・キャッシュレス社会,アリペイ,WeChatPay

 

「中国では誰しもがQRコードを使った決済をしている」。最近日本でもこの事実が大変に有名となった。事実、露店もきちんとしたお店もコンビニも、WeChatPay微信支付ないしAlipay支付宝を使用して決済をしている。中国に旅行に行く際も
これらがあると大変に便利だ。
そこで、今回は日本人がこれらを使う方法を複数回に分けて紹介することとしたい。

必要なステップ

アリペイないしWeChatPayを日本人が使うためには、相当に障壁が高い。ステップでいくとこんな感じだ。

中国現地の電話番号を手に入れる

これは比較的かんたんである。そのへんの屋台でも空港でも中国のSIMカードが売られている。一番面倒なのは、この電話番号を維持し続けなくてはならないことだ(筆者は後続する銀行口座の解説で電話番号の変更をお願いしたことがあるが、その時は比較的スムーズに事は進んだが)

現地口座を手に入れる

WeChatPay(微信支付)もAliPay(支付宝)も、中国現地口座がなくては利用することができない。アプリを使用するときに口座から即時引き落としされることが理由のひとつなのだが、もうひとつの理由は実名認証を要求されるが、その際に現地の口座が必要であるためである。
とはいえ、中国の口座開設は意外とザルである。比較的大きめな支店にいけば、ちょっとした中国語を知っていればなんとか開設することはできる。今回は、どの銀行が行いやすいかも合わせて紹介したい。

これらの工程を全てこなせば、晴れてQR決済デビューである。なお、両アプリとも、為替法だかなんだかの影響を受けて日本で使用することはできないが、タイなど一部の国では利用することが可能である。なんだかんだ持っておいて不自由はないので、中国旅行をされる方は是非ともチャレンジしていただきたい。

今後複数回に渡ってこれらの設定方法を記載していこうと思う。お楽しみに。

続編