GPD Pocket 2の仕様が公開される。Indigogoでのクラウドファンディングも開始へ

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7インチの小型Windows PC「GPD Pocket」の後継機、「GPD Pocket 2」がついにIndiegogoでのクラウドファンディングを開始するとのこと。

もはやクラウドファンディングというレベルではなく、普通に販売しても良い気がするのだが……。

GPD Pocket 2の仕様

以下が公式サイト。といっても、画像をベタっと貼り付けただけで相当適当である。

仕様をちょっとずつ見ていこう。

部品スペック
ディスプレイ7インチ、1920×1200、タッチパネル
CPUIntel Core m3-7y30
メモリ4GB/8GB
ディスクドライブeMMC 128GB
USB端子USB TypeAx2, USB TypeCx1
オーディオ3.5インチジャック
カードリーダーMicroSD
バッテリ6-8時間、6800mAh
重量465g
サイズ181mm x 113mm x 8-14mm

その他、ワンボタンファンモード(ボタンをクリックするとファンレスとなるモード)の搭載なども謳われている。

見た目はこんな感じで、GPD Pocketから大きく変化はしていない。

gpdpocket2

GPD Pocketからの変更点

大きな変更点は次の通りだろうか。

  • タッチパネルを搭載、ただしポインティングデバイスは非搭載(光学式のTouchBarもどきに変更)
  • CPUがグレードアップ
  • Core M搭載に伴いGPUのスペックもアップ
  • SSDの速度が上がっているらしい
  • MicroSDカードリーダーを搭載

CPU/GPUに関しては、まあかなり昔の製品となったAtomを今更使ってはいられないことや、GPD Win 2ではCore m3を搭載していることから、妥当な(というか当然な)流れであろう。
ちなみに、Core m3 7y30はkabylake世代のもので、3〜4年前のノートPC向けCore i3と同等くらいの性能。こうして記載すると「低い」と思いがちだが、重たいゲーム等をしなければ割とサクサク動作してくれる。

ちょっと気になるのはメモリで、最大でも8GBというのはちょっといただけない(やはり、16GBが欲しい)。Core m3 7y30は16GBまでサポートしているので、何らかのアップデートオプションを付けてほしいものだ。

GPD Pocket 2最大の変更点は「キーボード」

写真をみて大きく印象に残るのは、キーボードだろう。

keyboard

ポインティングデバイスが消えてすっきりとし、変態配列ではなく見た感じ打刻しやすい配置に変更されている。

そして、左上に存在している「半/全」ボタン。キーボードの配列はUS配列になっているのだが、このボタンを搭載してくるということはJIS配列版も用意しているのかもしれない。

そして気になるのは、このTouchBarもどきの部分である。公式サイトでは次のように記載されている。

内蔵された光学式のポインティングナビゲーションで、指先ひとつで360度どこでも動かすことが可能です。
このポインティングデバイスは方向キーとしての機能も持っており、光学式マウスと遜色ありません。

うーん、本当かよという感じ。
おそらくこの部分をぐりぐりといじくると、トラックポイントのようにマウスカーソルが動く仕組みとなっているのだろうが、実機をいじってみないといかほどなのかどうかは評価が出来ない。

また、画面にタッチパネルが搭載されているのだが、QWERTYキーボードを搭載しているWindows端末に、タッチパネルは正直いらないのでは……と思う。

GPD Pocketからの買い換えはありか?

ポインティングデバイスは評価しがたい部分ではあるが、全体的なスペック及びキーボードは確実に改善されていそうだ。なので、これまで外付けのマウスをつかっていたような方は、確実に買い換えるのが良いだろう。

ただ、これ一台で済ませようと思っている方があえてGPD Pocket 2に手を出す必要はあまりないように見える。先代のGPD Pocketが機能として不十分かというとそんなことはないからだ。

私としては、実はWindows端末を持っていない(普段はMacbookを使っており、外出先からはiPadで仮想環境にインストールしているWindowsへ接続している)のだが、iPad+Splashtopで意外となんとかなっているので、今回は見送るかもしれない。SSDのスペックがもう少し上がっているとか、メモリが16GBに対応しているとか、価格が予想外に安いとか、そういうサプライズがあれば手を出してしまう可能性が高いけれども……。

発売スケジュール

Indiegogoでの出資は近日中に開始され、10月には出荷されるとのこと。意外と(というか非常に)早いスケジュールである。
これまでのGPD社の値付けを考えると、IndiegogoのSuper Early Birdは比較的お買い得な値段で出ることが予想されるので、欲しい方は早めにチェックしておくことをオススメする。

Posted by webnetforce