Osmo Pocketライクなジンバル搭載カメラ「Snoppa Vmate」がindiegogoでクラウドファンディングを開始

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DJIが昨年発表した「Osmo Poket」は、小型ながらもジンバルを搭載した4Kカメラで、個人的にも非常に気に入っている。その対抗馬となる製品が複数Indiegogoでクラウドファンディングを開始しているのだが、つい先ほどスタートしたのがSnoppaの「VMate」だ。

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ちなみに、もうひとつ存在しているのが「Capture Pocket」という商品。こちらは、以下の記事で紹介をしている。

Snoppaとは

Snoppaとは、折りたためるスマホ用のジンバル「Snoppa ATOM」や、これをさらに小型にしたジンバル「Snoppa M1」などを発売している会社。

ジンバルメーカーとしては新興(だと思われる)だが、確実な製品を発売しており、ジンバル付きの製品を投入するには相応しいと思われる。ただし、カメラに関するノウハウがあるとは思えず、搭載されているカメラの品質が気になるところ。

Snoppa Vmateのスペック

Indiegogoの製品ページはこちら。

見た目からしてOsmo Pocketにクリソツである。

スペック表をOsmo Pocketと比較してみると、こんな感じだ。

基本スペック(Snoppa Vmate vs Osmo Pocket)

Snoppa Vmate Osmo Pocket
サイズ 122 x 37.6 x 32.3mm 121.9 x 36.9 x 28.6mm
重量 118g(本体)、164g(ケース付き) 116g
バッテリ容量 1,700mAh 875mAh
稼働時間 160分
(1080p/30fps/Wi-Fiオフ)
140分
(1080p/30fps)
充電時間 60分 73分
対応モード 動画、写真、
パノラマ、タイムラプス、
モーションラプス、ハイパーラプス
動画、写真、パノラマ、タイムラプス、
モーションラプス、ハイパーラプス
Wi-Fi 対応 非対応
Bluetooth 対応 非対応
内蔵マイク 対応 対応

ジンバルのスペック(Snoppa Vmate vs Osmo Pocket)

Snoppa Vmate Osmo Pocket
パン軸回転範囲 -270度〜+90度 -230度〜+50度
チルト軸回転範囲 -98度〜50度 -95度〜50度
ロール軸回転範囲 ±45度 ±45度

カメラ(写真・動画)のスペック(Snoppa Vmate vs Osmo Pocket)

Snoppa Vmate Osmo Pocket
イメージセンサー 1/2.3型CMOS 1/2.3型CMOS
有効画素数 12M 12M
F値 2.0固定 2.0固定
FOV 81度 80度
35mm換算 26mm 26mm
ISO感度 100-3200 100-3200
最大画像サイズ 4000×3000 4000×3000
4K動画撮影 24/25/30/47/50/60p 24/25/40/48/50/60p
FullHD動画撮影 24/25/30/48/50/60/120/240p 24/25/30/48/50/60/120p
スローモーション FullHD(2X, 4X, 8X) FullHD(2X, 4X, 8X)
ビットレート 200Mbps(H.264)
100Mbps(H.265)
100Mbps(H.264)

Snoppa Vmodeの優位性は?

スペック表でお分かりの通り、ほとんどの機能がOsmo Pocketを考えて設計されており、Osmo pocketよりも劣っているポイントはほとんど存在していない。ただし、画角が変わっていない点は少し残念である。もう少し広角にして欲しかった…。バッテリサイズが大きい割に稼働時間が短いのは、おそらくH.265で撮影しているからだろうか。ハイシリコンの省電力チップを使っているとアナウンスされているものの、どのように有効活用されているのかは不明である。

さて、ぱっと見た限りの、Osmo Pocketに対するSnoppa Vmodeの優位性は下記だ。

Wi-FiとBluetoothに対応している

一番の優位性は、なんといってもネットワーク機能にある。VMateはデフォルトでBluetoothとWi-Fi(しかも802.11ac)に対応しており、これを用いてスマートフォンとは高速にやりとりを行うことが出来るようだ。つまり、Osmo Pocketが外付けのモジュールで実現していたことが、内蔵されているといって良い。

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カメラが回転する

Vmateは、画像のようにカメラを回転することが出来る。最近はやりの縦サイズの動画を撮影することも可能となっている。TikTokなどへの投稿をする方にとっては良い機能なのではないか。

Bluetoothマイクが使える

これは良い点でもあり悪い点でもあるのだが、Bluetoothのマイクと接続することが出来る。正直、有線のマイクが接続出来て欲しい(筐体を見る限り直接接続はできず、USB経由で接続出来るかどうかは不明)のだが、AirPodsのマイクと連携させて会話を明瞭に拾って録音することができるようだ。

スマホの前面カメラを用いた「ブロードキャストモード」

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スマホの前面カメラとVmateを用い、アプリ上で外の風景を実況しながら自分の顔をも同時に映すことが出来るそうだ。その場で風景を実況する、等のときに使えそうだ(もっともそのようなシチュエーションがやってくるかは微妙であるが)。

H.265(HEVC)対応

VmateはH.265(HEVC)での記録に対応している。ビットレートは100Mbpsで、Osmo PocketがH.264で処理しているビットレートと同様である。ということは、単純に言えばVmateのほうが保存した際の画質は良いはず。ただし、編集ソフト等での扱いは、多少重たくなりそう。

Snoppa Vmateの弱点

現時点では機能として判明していない点も多く、まだ「弱点」と言い切ることは出来ない状態ではあるのだが、気になっている点を列挙していくこととする。

物理ボタンがない

筐体を見る限り、物理ボタンの設置がない。つまり、録画開始や中止に関しても、タッチパネルを用いるか、スマートフォンから操作をする必要がある。ポケットから出してさっと録画が出来るのがOsmo Pocketの強みであったのに対して、Vmateはそのような使い方が出来るのか、非常に怪しい。というか、このようなジンバルつき小型カメラで重要なのはその「機動力」で、機動力の源泉となる物理ボタンを廃止してしまったのは非常にもったいないのではないか……。

有線マイクとの接続等、アクセサリー展開が不明

DJIのOsmo Pocketは豊富なアクセサリーを有しており、アクセサリーを用いることで有線マイクとの接続などもできるようになっている。

サードパーティーからもアクセサリーが発売されているが、一般的にこのようなアクセサリーが販売されるためには、相当の事業量と販売量がなければならない。

一方でSnoppaはDJIと比較すれば弱小であり、アクセサリーの展開を自社で行えるのか、また販売量を確保してサードパーティーからもアクセサリーが販売されるのか、このあたりは非常に怪しい。Osmo Pocketと互換性があるわけでもなく、付属するアクセサリーキットを用いてスマホや三脚穴と接続できる以外はあまり期待出来ないかもしれない。

スマホアプリの出来

Osmo Pocketを発売するDJIはドローンの販売でも有名であり、ソフトウェアには相当に力を入れている。Osmo Pocketのアプリでは、ジンバルの操作や録画だけではなく簡単な編集も可能であるし、またアプリの出来は非常に良いものである。

おそらく本機も大半の設定はアプリから行う形になると思われるが、そのアプリの出来が良くなければ宝の持ち腐れである。例えばアプリが頻繁に落ちてしまう等からアプリで設定したカメラの設置値をVmate本体で保持出来ない等まで、アプリそれ自体の問題からVmateとアプリの連携性の問題まで、発生しそうな事象は多岐にわたる。アプリ及びアプリと機器の連動性には要注意だ。

しかしながらこのVmate、Indiegogoでの発売は2万円程度と非常に安い。スペックシート通りであれば、Osmo Pocketよりも良い商品がOsmo Pocketよりも安く手に入る形となる。この手のカメラを愛して止まない方は、この機会にバックしても良いのではないか。私も少し迷っているが、上記の弱点が少し気になり、まだ購入には至っていない。

ちなみに、Osmo Pocketは豊富なアクセサリーをまだまだ展開しており、このようなワイコンレンズまでもがサードパーティーから発売されている。正直、発売されていない現在としてはOsmo Pocketを購入し、その経済圏にあやかる方が撮影を楽しめるのではないかとも思う。

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このような経済圏を開くことが出来るのか、その点にも注目をしたい。


執筆者紹介

Thir

購入したガジェットの紹介やサーバーの構築方法、スマートホーム化等、そのときハマっていたもののメモ書き・趣味の備忘録ではありますが、お役に立つ情報があれば幸いです。最近はYouTubeでもレビュー動画やVlogをあげています。サイト紹介・プロフィールはこちら。依頼・お問い合わせはこちらから。