カメラを保護し、偏光・望遠・マクロ・魚眼機能を追加するUlanziのiPhone 11 Pro用ケースを試す 外観編【レビュー】
2019年11月22日iOS端末関連,デジタルガジェットiPhone,カメラ,Ulanzi
UlanziからiPhone 11/11 Pro/11 Pro Max用の変態ケースが発売された。カメラを強烈に保護しながらも、偏光・魚眼・マクロ・望遠機能を追加するケースである。Amazonでは既に発売が始まっており、それぞれ3,000円程度で入手することが可能。
まずは外観を見ていくことにしよう。
Ulanziのカメラレンズキットケース
まずは外装から。
iPhoneケースとしては重厚なケースに入っている。中には本体のほか、取扱説明書とクリーニングクロスが入っている。
本体はこのような形。カメラ部分に保護用のアタッチメントと偏光・魚眼・マクロレンズが装着されているため、ずっしりと重たい。
偏光(CPL)・魚眼・マクロ・望遠レンズと何でもあり
このように、ケースには偏光(CPL)フィルタ・魚眼フィルタ・マクロフィルタ・望遠フィルタと4つのレンズフィルタが装着されている。iPhone 11 Proには3つのレンズが装着されているが、全てのフィルタがすべてのレンズに対応しているわけではなく、次のような形で対応している。
iPhoneのレンズ | Ulanziのフィルタ |
---|---|
広角 | CPL |
標準 | 10倍マクロ、魚眼 |
望遠 | 20倍マクロ、2倍望遠 |
ちなみに、iPhone 11用のケースだと、2つのカメラに対応する形で次のように使用するようだ。
iPhoneのレンズ | Ulanziのフィルタ |
---|---|
広角 | CPL |
標準 | 10倍マクロ、魚眼 |
iPhone 11 Proには、望遠レンズに装着する20倍マクロと2倍望遠が存在しているが、iPhone 11用のケースの場合にはこれらが省略されている形。
素材はTPU、落としても安心
内部の素材にはTPUが使用されており、落下時の衝撃を吸収するように出来ている。
表は少し安っぽく、目立つ「Ulanzi」ロゴ
表面(装着した際の裏面)は少し安っぽく、プラスチックで覆われている形になっている。大きく「Ulanzi」の文字があり、正直もう少し素材や色を何とかして欲しかった……が、このケースは明らかに機能重視であり、外装を気にしていてはいけないのである。
UlanziのカメラケースにiPhone 11 Proを装着してみる
装着してみると、このような形で(当たり前であるが)iPhoneのカメラレンズにそれぞれのフィルターが適合する形となっている。フィルターは、使用しない際にはカバーで閉じておくことが可能となっており、キズや汚れが付く心配がない。
また、このフィルター保護部分は可動式となっており、カメラ全体を隠し保護することも可能。ただし、カメラ全体を保護した場合には、CPLフィルターの部分が若干飛び出る形となってしまう。
CPLフィルターを使う
Ulanziのケースは先述の通り可動式で、4段階に動かすことが出来る。ひとつは全てをiPhone標準のレンズとし、フィルターを用いない場合の稼働位置。ひとつずらすと、このように広角レンズ部分にフィルタが当たり、CPLフィルターが使用出来るようになる。
10倍マクロ・20倍マクロィルターを使う
もうひとつずらすと、10倍マクロ・20倍マクロフィルターがそれぞれ標準レンズ、望遠レンズに装着される。マクロで撮影をしたいときにはフィルターをひとつずらす、と覚えておけば簡単だろう。
魚眼・望遠を使う
さらにずらしてあげると、魚眼フィルター・望遠フィルターがそれぞれ標準レンズ・望遠レンズに装着される。写真を取り損ねてしまったのだが、レンズが装着されたときには「カチ」っとフィルター部分が止まる設計となっており、フィルタがズレてしまう心配は無用。
気になる重量は装着後で257g
重量を量ってみると、iPhone 11 Proを装着した状態で257gであった。iPhone 11 Proの重量は226gなので、本ケースで30gほど増えた形となる。数字にすると小さく感じられるのだが、重心がカメラ側に位置することもあり、手に取った印象は「やや重たい」。
側面から見るとカメラ部分が明らかに出っ張る
側面から見ると明らかにカメラ部分が出っ張る形となり、机に置いたときには平坦ではなく少し斜めになってしまう。ただし、ぐらぐらとしてしまうわけではなく、綺麗に斜めに固定されるので、落下してしまう可能性が増えてしまう等のことはなさそうだ。
また、カメラ部分が出っ張っているおかげで、この部分に指をひっかけて使用することが可能だ。私は手が小さく、iPhone 11 Proでもバンカーリング等を使用しないとiPhone全体を安定して手で持つことが出来ないのだが、このケースを付けているとカメラの出っ張りに人差し指を当てることができ、これによってiPhone全体を親指でまんべんなく操作することができる。言葉にするとなんとも使いづらそうであるが、意外と使いやすい。
ここまで外観を語ってきたが、次回以降の記事では実際にCPLフィルタ・望遠フィルタ・マクロフィルタそして魚眼フィルタを使って撮影してみた画像を掲載していくことにしたい。ちなみに、Ulanziではこのフィルター一体型ケースのほかに他社製のレンズフィルタを装着することが出来るケースも発売されており、iPhoneのカメラを大いに利用したい方にはこちらもオススメである。
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