屋内YouTuberならピンマイク・ラベリアマイク「DR-10L」で音声別取り(別録)をするのが最強

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YouTubeで屋内撮影を行う際には、音声に相当に気を遣う必要がある。

そして、得てして屋内撮影をする場合、外の騒音や換気、PCの排気音が入ってしまうため、Davinci ResolveやPremiere Proのノイズ除去では太刀打ちできないほどのノイズが入ってしまう。

これらに抗うためには、音声別録(別取り)を行い、あとから音声のみこちらを使う方法が有用である。そして、その際に使うマイクとしては是非とも「DR-10L」をオススメしたい。

なぜピンマイク・ラベイラマイクなのか

DR-10Lは、後述するとおりピンマイク(ラベリアマイク)である。
ピンマイク(ラベリアマイク)ではなく、指向性のあるショットガンマイクをつかうという方法もあるだろう。
例えば、RODEから出ているVideoMic GOなどがよく利用されている。

しかし、これは周りの音を完全に拾わないようにしてくれるわけではない。そのため、ある程度静かな部屋には有用なものの、うるさい部屋にはあまり意味が無い。そのため、一般の家庭であれば、ピンマイク(ラベリアマイク)のほうが音声をうまくとるには適している。

オススメはDR-10L

ラベリアマイク・ピンマイクには様々な種類が出ているが、万人にとって美しい音声を撮るなら、DR-10Lが一番抜けている。

TASCAM (タスカム)/ ピンマイクレコーダー/DR-10L 黒

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実はZOOMからもF1-LPという商品が発売されていて、こちらはカスタマイズ性に優れており、ZOOM製の他のマイクを取り付けることで、集音マイクとしての利用も出来る。

ただし、あくまでも今回は「自分の音声をキレイに撮る」である。この場合、DR-10Lの右に出るものはいない。

DR-10Lの外観

DR-10Lは非常に小さく、ベルトに付け、服を這わせてピンマイクをなるべく目立たないように装着することが可能だ。

本体はこんな形をしている。

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付属しているラベリアマイク(ピンマイクは、こんな形をしている。非常に小さいのがお分かりいただけるであろう。

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DR-10L本体との接続部分には金属のトルクがつけられており、こちらを利用することで、不意に本体からマイクが抜けてしまう……という自体を防ぐことが出来る。

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DR-10Lで電源のオン・オフと録音の開始・停止をする

電源のオンオフや録音の開始・停止は側面から行う。

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右側側面には、このように電源オンオフと録音開始・停止用のスライダー、それと音声のプラス・マイナスボタンが付いている。

電源を入れる際には、このスライダーを電源オンよりに1秒間スライドすれば良い。これで、電源がオンとなる。オフにする際には、同じくスライダーを電源オンの方向に数秒間スライドする。

録音をする際には、「REC」側に同じく1秒間スライドをする。録音停止をする場合は、同様に「REC」側に数秒間スライド。スライダーの部分にはカバーがかかっていて容易にアクセスできないようになっているが、これがあることによって不意に録音が停止してしまう自体を防ぐことが出来る。

なお、ここにあるボリュームボタンは、右側にあるイヤホン端子からの音声を聞く際に用いるもので、録音品質に対する影響はない。

右側面にはmicroSD・イヤホン端子など

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左側側面には、microUSB端子・イヤホンジャック・microSDカードスロットがついている。さきほど右側側面にあったボリュームボタンを使い、ここにお好みのヘッドホンやイヤホンをさせば、本機単体で音のチェックを行うことが出来る。

マイクゲインを確認する

マイクのゲイン(入力音量)は、録音停止状態でも確認が可能。
画面の左上に常にゲインが表示されていて、ここで発話した際のオーディオレベルを常に確認することが出来る。後述するマイクゲインの設定では、この項目を活用する。

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なお、当方のオススメ設定はMid。というのも、LOWにしすぎるとノイズが入りやすくなり、Highにしすぎると音割れが生じやすくなるためだ。ただし、DR-10Lにはマイクゲインを下げた別取りを行う機能もついているので、ここではHighを設定する……等をしても良いかも知れない(といのも、もし音が割れていたら、マイクゲインを下げた別ファイルを使うことで音声録音が失敗するという難を逃れることが出来るため)

DR-10Lを設定する

DR-10Lを起動し、MENUボタンをクリックしよう。そうすると、いくつかの設定画面が現れる。ひとつずつ見ていくこととしよう。

基本操作

DR-10Lを設定するにあたっては、MENUで設定画面に入り、Enterを押すと当該項目の設定画面に入る。その後は、「>」「<」ボタンをクリックして設定値の変更を行い、Enterを押すことで確定&設定から抜け出すことが出来る。

次の項目へと進みたい場合は、「01: MIC GAIN」などと出ている状態で「>」「<」をクリックすれば、次の設定項目へ移動することが出来る。

01. MIC GAIN(マイクゲインの設定)

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言わずもがなのマイクゲイン設定。ここでは、L/ML/M/H/H+から選択することが出来る。

好きなものをEnterで選択したのちに、一度MENUで最初の画面に戻り、発話してみて、しゃべっている際にオーディオバーが振り切れていないかどうか確認をしておくこと。振り切れてしまうと、音割れが起こってしまうためだ。

02. LOW CUT(ローカット)

これは、120Hz以下の低域ノイズをカットする機能。空調やら作動音やら、PCの音やらを消してくれる。
これは、ONにしておくのが良いだろう。

03. LIMITER(リミッター)

このLIMIERは、急な高い音が出た際に音割れを防ぐようにリミットをしてくれる機能だ。
念のためという形ではあるが、私はオンにしている。

04. AUTO LEVEL(オートレベル)

AUTO LEVELはクセモノで、まず「01. MIC GAIN」とは排他利用となってしまう。本来の機能は、小さい声は大きく、大きな声は小さくするなどレベルを自動で調整してくれる機能なのだが、抑揚が反映されなくなってしまったりすうるので、正直、「01. MIC GAIN」をしっかりと調整するほうが良い音がとれる。
また、後々の修正でいくらでもなるといえばなる部分でもある。

従って、私はオフにしている。

05. FS SAMPLE(サンプリング周波数)

下の画像の通り、FS SAMPLE(サンプリング周波数)は44.1KHzか48KHzから選択することが出来る。

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動画で試用するのは48KHzなので、こちらを設定。

なお、動画のfpsは「23.98fps」「29.97fps」「59.94fps」のいずれかにすること(24fps、30fps、60fpsの整数にしない)。でないと音がずれてしまうことがある。

06. BIT LENGTH(オーディオの解像度)

16bitと24bitを選択することが可能。

当然ながらここは24bitを選択。というのも、こちらのほうが後々の編集でノイズを除去したり、自分の声をEQで持ち上げる際に重宝をするためである。

07: FILE TYPE(モノラルorステレオの設定)

これは、音声録音をモノラルとするか、ステレオとするかの設定。

あえてステレオにする必要性を感じないのと、POLYで録音をしてもLとRに同じ音が入ってくれるため、MONOで全く問題が無い。

08 DUAL REC(デュアル録音)

これがDR-10Lの神機能。

仮に「01. MIC GAIN」での設定が失敗している場合でも、-6dBした音を別で記録してくれる機能だ。
これをいれておけば、通常のマイクゲインの設定で音割れが発生してしまっている場合でも、-6dBの音声なら基本的に問題ないであろう。
なお、このオプションをオンとした場合、ファイルの末尾に_Dがついたファイルがデュアル録音のファイルとなる。

09 TRACK INC(トラックの自動分割)

録画時間が15分経過したら音声を切って別の録音にする機能。
正直、使い道はほとんど無いのでOFFにしている。

10 WARM BEEPS(警告音)

電池残量が少なくなったり、microSDの録画容量が10分を切った場合にヘッドホン端子からビープ音が鳴る機能。
別にオンにしても良いのだが、そんなにヘッドホンを付けて録音することがないため、私はOFFにしている。

11 POWER SAVE(電源のオートオフ)

録音が停止しているときに、何もせず10分放置しておくと自動的にオフとなる機能。
私は基本的に家取りでしか使わないので、オン。ただ、外でも利用するという場合にはオフにしておいたほうが良いかも知れない(その理由は後述)。

以降の設定は、ファイル名の形式やファイル名の設定となるので割愛。「16: BATT TYPE」のみは、利用している電池によって変更しておくのが良いかも知れない。

音声を同期するためのよりよい録音方法

基本的に、Davinci ResolveもPremiere Proも音声を波形で同期する機能を持っている。

Premiereであれば、音声はずっと撮りっぱなしとしておき、その巨大な音声ファイルと撮影した細切れの動画ファイルをSyncさせる方式で問題が無い。

一方でDavinci Resolveユーザーであるなら、撮影の度に録音の停止・開始をしてあげたほうが良いだろう(つまり、カメラの録画開始・録画停止と同じタイミングで録音の開始・停止をする)。
というのも、DavinciはPremiereのように「巨大な音声ファイルと、細切れの動画ファイル」という場合に、Syncする位置を間違えやすいという欠点があるためである。少々面倒ではあるが、別録する場合には波形をチェックしたりする必要もあるため致し方ないだろう。

DR-10Lを使った音声テスト結果

以下に、GH5内蔵マイク・DJIマイク・DR-10Lの比較を上げている。

これで、DR-10Lの威力がわかり知れるのではないかと思う。

ということで、本日はYouTubeにキレイな音声を載せたい場合に利用出来る、DR-10Lの紹介であった。

これを使えば、屋内であってもDavinci ResolveやPremiere Pro標準のノイズ除去を少しだけ当ててあげれば、ほとんどノイズのない音声を作ることが可能である。

TASCAM (タスカム)/ ピンマイクレコーダー/DR-10L 黒

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値段は少々貼る代物ではあるが、「綺麗な音声」と「綺麗な動画」は、YouTube動画のキモである。是非ともこういったピンマイクを活用することで、音声の品質を上げていこう。

Posted by webnetforce