DD-WRTで802.11ac接続を試す(WZR-1166DHP)

2018年7月8日デジタルガジェットガジェット, DD-WRT

市販のルーターを様々な設定が出来るように改造するなら「DD-WRT」一択であるが、鉄板端末といわれる「AG300H」は802.11acに対応しておらず、802.11acに対応させるためにはWiFiコンバーターなどを別途購入する必要があった。
しかし、最近802.11ac対応のルーターでも出来るとの報告が上がっていたので、試してみた。

機種を購入する

router

802.11acに(Draftではあるが)対応しており、最近2ちゃんねるでDD-WRTに対応しているとの報告が上がっている機種が「WZR-1166DHP」。
有線ネットはギガビットイーサーになっているため、少し古い機種ではあるが現行でも十分に戦える端末である。

今回はAmazonから中古品を5,000円程度で入手。ちなみに、秋葉原を徘徊してみたが中古を含めて安く販売しているところは無かった……。
なお、型番が「WHR-1166DHP」となっているものはLAN側が100Mbpsとなっているので、やめておこう。

DD-WRTのファームウェアをインストール

DD-WRTのインストールはきわめて簡単である。DD-WRTのファームウェアをダウロードして、それをルーターの管理画面から突っ込んであげれば終わり。

ファームウェアのダウンロード

確認した時点で一番あたらしいファームが「05-19-2016-r29739」であったので、こちらからfactory-to-dd-wrt.binをダウンロード。

ルーターの管理画面へ入る

buffalo-router

ルーターの管理画面へアクセスし、「詳細設定」から「管理」、「ファームウェア更新」をクリックする。なお、今回は無謀にも無線環境から実行してみた。

「ファームウェアファイル名」に先ほどダウンロードしたfactory-to-dd-wrt.binを指定し、「更新実行」をクリックしよう。

右下の「アップロード中」のステータスが、0%から少しずつ進行していく。
100%までいくと、画面が更新されずにそのまま固まった状態となるが、DD-WRTをインストールするとアクセスポイント名称やIPアドレスが変わるため、問題はない。
しばらく待っていると、「dd-wrt」という暗号化がされていないアクセスポイントが出てくるので、これをクリックしよう。

DD-WRTを設定する

[画像: 管理画面]

DD-WRTの初期アドレスは「192.168.1.1」。こちらのアドレスをブラウザのアドレスバーに打ち込むと、DD-WRTの設定画面が現れる。
ルーターのパスワードを設定するよう求められるので、こちらを設定して管理画面に入ろう。

これでDD-WRTの管理画面に入れるはずだ。

若干の設定

これまでの環境を取り戻すため、私の場合以下の設定をいったん行った。
なお、802.11acについては、クライアント側が対応していれば自動的に適用されるようだ。

  • 「Setup」の「Basic Setup」よりConnection TypeをPPPoEに設定し、フレッツ用の設定を実施
  • 「Setup」の「Basic Setup」より「Network Setup」の「Local IP Address」を「192.168.11.1/24」に変更
  • 「Wireless」の「Wireless Security」より、wl0及びwl1の両方について「WPA2_Personal」で暗号化
  • 「NAT/QoS」の「UPnP」より、「UPnP Configuration」から「UPnP Service」を「Enable」に変更
  • 「Services」の「Services」より、telnetを無効化

速度の変化

今まで使っていたルーターは「MZK-1200DHP」であるが、こいつとの変化を記録してみた。なお、この機種はコストパフォーマンスが非常に素晴らしいことで当時有名であった。

ちなみに、有線を使用した環境である。
比較的安定している、「SoftEther Corporation (Tsukuba, Japan) 」サーバーを選択して、speedtest-cliを用いて測定した。

以前のルーター

回数 Ping Download Upload
1回目 28.396ms 92.88Mbps 81.89Mbps
2回目 10.503ms 89.74Mbps 172.46Mbps
3回目 8.622ms 104.33Mbps 200.79Mbps
4回目 9.163ms 99.36Mbps 73.44Mbps
5回目 846.47ms 74.12Mbps 148.95Mbps

DD-WRT化したWZR-1166DHP

回数 Ping Download Upload
1回目 25.147ms 47.16Mbps 82.34Mbps
2回目 8.376ms 45.60Mbps 61.62Mbps
3回目 7.82ms 91.02Mbps 24.23Mbps

若干遅い。計測時間帯のせいだろうか。

ちなみに、ローカル(無線LAN接続のMac-有線接続のUbuntu)はiperfで次の数値だった。

比較(iperf)

旧環境

------------------------------------------------------------
Client connecting to 192.168.11.2, TCP port 5001
TCP window size:  128 KByte (default)
------------------------------------------------------------
[  4] local 192.168.11.3 port 57194 connected with 192.168.11.2 port 5001
[ ID] Interval       Transfer     Bandwidth
[  4]  0.0-10.0 sec   120 MBytes   101 Mbits/sec
[  4]  0.0-10.0 sec   131 MBytes   110 Mbits/sec

新環境

------------------------------------------------------------
Client connecting to 192.168.11.2, TCP port 5001
TCP window size: 128 KByte (default)
------------------------------------------------------------
[ 4] local 192.168.11.130 port 55392 connected with 192.168.11.2 port 5001
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 4] 0.0-10.0 sec 331 MBytes 277 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 358 MBytes 300 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 343 MBytes 288 Mbits/sec

こちらはまずまずといったところだろうか。WAN側だけがなぜか重たいため、少し様子を見てみる(もしかしたら前のルーターのほうが良かったかも知れない…)。

執筆者紹介

Thir

最新のガジェットを購入してはレビューする、を繰り返しています。このブログでは、ガジェットの紹介のほか、各種サーバーやスマートホームの構築などを提供しています。最近はYouTubeでもレビュー動画やVlogをあげています。(プロフィール