Zhiyun WEEBILL LAB等ジンバルのバッテリは市販の18650バッテリで十分

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先日、WEEBILL LABに関する記事を挙げた。

WEEBILL LABでは18650バッテリを2本利用している。この18650バッテリは、Vapeやライトでよく使用されているリチウムイオンバッテリーであるのだが、必ずしもZhiyun純正のものを使用する必要はない。
ただし、18650バッテリにはふたつ注意すべき点がある。それは、メーカーによって微妙に形状が異なっていることと、偽物が多いことである。
さらにいえば、保護回路の有無というものも焦点となってくるが、WEEBILL LAB本体に保護回路が内蔵されていることから、保護回路のないタイプでも問題は無いと思われる。

Zhiyun純正のバッテリ

Zhiyun純正の18650バッテリは、これである。

ニップルトップ(プラス端子に出っ張りがある)タイプであり、26000Mah・3.6V・9.36Whで動作する。ちなみに、Zhiyunが別の製品用に販売している18650バッテリも利用できることが謳われており、そちらは2000mAh・3.7V・7.4Whで動作する。使用しているセルの詳細は不明。それぞれ公表値が異なっていることを考えると、全ての製品において同じセルを使用しているわけではなさそうだ。
また、WEEBILL LABの形状を見る限り、フラットトップタイプでも問題なく動作する。

使用出来そうなバッテリ

基本的に、国産セルを搭載している18650バッテリを用いておけば問題が無い。安全性を考えれば保護回路付きのものが良い。例えば下記のようなものだ。

Zhiyun純正のものよりも値段少し下がるものの、容量は3500mAhを誇っており、電池持ちの面ではこちらの製品の方が優れている。3.7Vというのは気になる点かもしれないが、使用にあたっての問題は無い(詳細は割愛する)。

使用してみたバッテリ

また、当方では以下のVape用のバッテリを恐る恐る使用してみたが、こちらも利用することが出来た。

こちらはVape用のものであり、IMRというリチウムマンガンバッテリー(リチウムイオンバッテリーの一種類)であるが、問題なく使用することが出来た。ただし、起動時にバッテリの残容量を正しく取得できず、使用中にようやく正常なバッテリ残量を把握できるようになるため、常に残量を確認したいという方には不向き。ジンバル本体に保護回路が内蔵されているため特に問題はなさそうだが、安全性をとるなら前者を使用することをお勧めする。

ということで、18650や26650を利用しているジンバルに対しては、おそらく純正品を使う必要性はあまりない。ただし、リチウムイオンバッテリーには偽物がおおく流通しており、「ソニー製セルを使用」「パナソニック製セルを使用」と記載されていても、劣化品(ポータブルバッテリーから取り出したもの)や偽物を使用しているケースが多くある。信頼できる業者から、信頼できるものを購入するのがお勧めだ。

Posted by webnetforce