VPN通信など、特定のルートから来た場合のみsquid(プロキシ)へ転送するiptablesの設定

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iptablesを用いて透過プロキシの設定をする場合、よく目にする設定は80番ポートや443番ポートへのアクセスを全てsquidが動作しているポートへ転送する、というものである。
しかしこの場合、外部から来た通信も内部の通信も全てsquidへ転送されてしまうこととなり、非常に具合がよろしくない。
ちなみに、上記の場合にはこのような設定を使う。

VPN経由の通信のみをSquidに転送する

VPN経由の通信のみをsquidに転送したい場合には、iptablesのPREROUTING/REDIRECTではなく、DNATとSNATを用いて送信元や送信先を書き換える。今回の場合、次のような形で書き換えをする。

DNATとSNAT

DNATとは、Destination NATの略称で、接続先を変更するというもの。今回の場合、10.99.1.0/24からやってきた80番ポート/443番ポートへの通信に関しては、[転送先アドレス]の3178番ポート/3179番ポートへと転送する設定としている。

しかしこれだけでは不十分で、SNATの設定が必要だ。というのも、DNATの場合はあくまでもパケットの送信先だけが書き換えられる形となるため、多段プロキシなどを利用している場合に戻りのパケットがうまく動作しなくなってしまう。そのため、サーバー宛ての通信はサーバーから発生しているものと書き換えてやる(SNAT)。これによって、多段プロキシを行っている場合に極端に通信が遅くなってしまう問題を解消することが出来る。