パーソン・オブ・インタレスト シーズン3 あらすじ紹介
今一番面白い海外ドラマはなんといってもこれ。パーソンオブインタレストである。シーズン1自体はかなり前に放映されていたが、ここにきてシーズン2の放送がAXNで終了、2014年5月からはシーズン3が放送される。念のため、あらすじを。
本ドラマの設定はただひとつ。「もし世界中の監視カメラがネットワークに接続されており、スーパーコンピュータが事前に犯罪を犯しそうな人物を推定することが出来る世の中が訪れていたとしたら…?」というもの。より詳細に説明をしよう。同時多発テロ事件勃発後のアメリカでは、存在しているありとあらゆる「カメラ」が搭載されたデバイスが全ての市民を監視することとなった。そして、この世界の中では、テロや犯罪を起こす可能性の高い人間をシステム(作品中では「マシン」と呼称される)が自動的に判別・警告する。
シーズン1
シーズン1は、作中人物の紹介および二人のミッションにほとんどの時間が割かれる。つまり、登場人物であるフィンチとリースの二人組、警察官であるカーターとファスコ、これらの関係図の精緻化である。フィンチは天才科学者であり、この「マシン」という、犯罪を未然に防ぐシステムを作り上げ、政府に納品した人物である。しかし政府は「テロを起こす人物」に興味はあるものの、「普通の犯罪を起こす人物」には興味が無い。従ってフィンチは、政府に納品したマシンに、「普通の犯罪」の容疑者あるいは犠牲者となる人物の社会保障番号を自身に送るバックドアを設置し、密かに番号を入手していた。入手した番号を持つ人物について捜索し、保護/拘束するのがリースの役割。そしてその中で、カーターとファスコという二人の警察官は、徐々にフィンチ・リースに協力するようになる。
見所なのはシーズン1の最後から、である。ルートの登場だ。ここから物語は大きく動いていく。
シーズン2
シーズン2は、ルートとフィンチの物語と言っても過言ではない。マシンへのアクセス権を欲する「ルート」と、彼女からマシンを守ろうとする「フィンチ」の戦いである。ルートのもくろみは「マシンを自由にすること」。言っている意味が正直よく分からないが、マシンを解放し、人工知能のような振る舞いを可能とする……というようなこと(だった気がする)。最終的に、ルートはマシンへのアクセス権を得るに至り、その場面でシーズン2は終了する。
シーズン3
そして、これからまさに始まろうとしているのが、「パーソン・オブ・インタレスト/シーズン3」。実は私、少しだけ見てしまった……ということで、ほんの少しだけあらすじを紹介しよう。
メインで進行するストーリーは、「マシン側」の人間と、「マシンを壊そうとする側」の人間の戦いである。前者にはこれまでと同じくフィンチやリースのほか、シーズン2までは敵であった「ルート」も協力者として描かれる。対して後者には、以前からちらほら出てきていた「デシマ・テクノロジーズ」や政府組織が全集結。とはいえ、彼らのもくろみは様々であり、一枚岩であるというわけではない。そしてその中では、マシンと同じような性能を有するもうひとつのマシンの存在・設計図が明るみとなる等、ストーリーの重要な進展も事欠かさない。シーズン1では「だらだら進むなあ」という印象であった本作であるが、シーズン3ではテンポ良く物語が進んでいく。
また、ファスコをメインとするHRの話も忘れてはならない。重要なのは……シーズン1から重要な役を演じてきた某が殺されることである。現時点において、HRの話とメインの話はほとんどつながりがないように思えるのだが、今後そのつながりも産まれてくるかも知れないと思うと…。
日本での放送を楽しみに。
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