e-InkなAndroid端末 OnyX「Boox Note」レビュー。デジタルノート、電子書籍端末となるか?
最近電子書籍関連の記事を書かなくなってしまったが、久々にe-Inkな端末を購入した。意外と話題になっている「BOOX Note」である。
今回は、Boox noteを「デジタルノート」として、及び「電子書籍端末」としてレビューをしていくが、その前にまずはフォトレビュー、いわゆる開封の儀を取り仕切ることとしたい。
外箱
これまでもOnyX社製品はいくつか購入していたのだが、今回のBoox NoteはOnyX社の気合いの入れようが違うように見える。というのも、そもそも製品の外箱からして作りがものすごく良い。
なんとなく高級感があるように見えないだろうか。
なお、裏面にはBOox Noteのスペック情報が記載されているが、本点は各種ウェブサイトで紹介されているものと全く同じなので省略をする。
なお、実は外箱の写真をたくさんとりまくっていたのだが、ほとんどの方はそんなものに興味は無いと思うので、ここから先はさっさと開封した画像を使っていく。
Boox NoteとiPad Pro 10.5のサイズ比較
Boox NoteとiPad pro 10.5のサイズを比較してみた。
大きさはほとんど同じ。ただ、Boox Noteは320gと非常に軽く、カバーを付けなければ片手で持つことも非常にたやすい。
厚さもiPad Pro 10.5とほとんど同じ。
Boox Note専用カバー
Boox Noteの専用カバーは開閉式となっていて、カバーを開くと自動的に電源がオンになるようになっている。また、スタイラスを収納する場所も存在。専用のスタイラスであれば、収納スペースにひっかけておくことが可能。
しかし、この専用カバーを付けると、少しばかり重たくなってしまい(当たり前である)、片手でもつのが少し辛い。従って、電子書籍端末としての使用がメインであれば、このカバーは不要なのではないかと思う。もっとも、e-ink端末は割と簡単に画面が割れてしまう(実は、C67MLを2回ほど割ったことがある)ので、その保護ということで付けておくのは良いかも知れないが……。
実際の使用感
以下の記事にて、実際の使用感を記載している。
簡単に言ってしまうと、電子書籍端末としては非常に優れているが、デジタルノートとしては先行するRemarkableやDPT-RP1に劣っているという形だろうか。
前者に関しては、ComicCafe、Perfect Viewerなどを用いた自炊PDFの閲覧やKindleの利用をサクサクと行うことが出来た一方、後者に関しては画面描写に若干のラグがあったり、純正ノートアプリの機能が不十分であった(基本的に、フリーハンドでの描写と簡単な図形しか書くことが出来ず、またタグ付けなどの機能も存在していない)。
従って、目的が電子書籍の閲覧であれば購入しても良いと思うのだが、紙のノートの代わりとしたい場合には正直あまりオススメは出来ない。その用途であれば、reMarkableやDPT-RP1のほうが優れている。
ただし、今後のアップデート次第ではノートとしての使用もより良くなっていくかもしれない。OnyX社では今月(5月)に大型のアップデートを準備しているとのことだったので、まずはそれを確認することとしたい。
BOOX Note 電子書籍リーダー 10.3インチ大画面/Android6.0/デュアル・タッチ/Wifi対応/Type-c